「食の領域」

  石田嘉宏(餅匠しづく)

image-15.jpg

事務局(Q): 餅匠しづくさんのコンセプトである、「お菓子で百薬の長を目指す」について教えていただけますか?  

 

石田嘉宏: なんで僕がお菓子をやってるかっていうと、おじいちゃんの代からやってたからなんですけども、最初、別にそんなにやりたかったわけでも全然なくて、楽だから継いだ感じなんですよ。7年ぐらい他所に行って、25歳のときに自分で、親とは全然違うところでお菓子屋をやったんです。最初の頃って、食べるための糧としてお菓子を作ってただけなんですけども、途中、その頃ちょうどバブルで、すごく忙しかったんですよ。だから寝る暇もなくずーっと仕事してて、睡眠短くずーっとやってると、僕が体調崩してしまって。そういうこともあって、お菓子作るときに体調が悪く作るのと、体調がよく作るので、なんかちょっと差がありそうな感じじゃないですか?だから、自分の体をちゃんといつもいい状態で作らないと、買ってもらう人に失礼だなと思って。そこからいろんな健康のことだったりとか、そういうことをすごく勉強しだしたんです。

 

そしたらあるときに、よく来てくれるおばちゃんのお客さんがいて、ほんでもう1人、その時たまたまよく買ってくれる別のお客さんがいたんだけども、その人が大きい会社の社長さんで、なんにしよう?って言ってたら、そのおばちゃんが、「いや、ここのお饅頭はなんか美味しいんだけどさ、食べたらなんか癒されるっちゅーか、なんかあれなんねん!」って言ってくれて。あ、そんなことあるんやーと思って、そのままずーっとやり続けてると、何人か、何にも言ってないのに、「なんかここのお菓子食べたら疲れ取れる」とか言ってくれるようになってきて、あ、そういうことってあるんだなぁと思い出してから、余計にそういうことが加速するようになって。

 

だから僕の中で、お菓子作ることはやりたくてやってたわけじゃないんですけど、お菓子をそういうふうな薬的に、みんなが食べてもらうってことをやりだしてから好きになったんですよ。だから感覚としては、お菓子を作ってるというよりかは、薬を作ってるっていうテンションの方が高くて、そこからいろいろやりだして段々元を突き詰めていくと、水だったりとか、そういうマニアックなところにいってしまったっていう。だから今は、お菓子を作るっていうよりかは、「お菓子で百薬の長を目指す」っていうところにテンションが上がったんで、それを今やってるっていう感じですかね。  

 

 

Q: あしたの畑では、子供にどういう食事を提供するか、ただ美味しいだけじゃなくて、体に美味しく、いい思考に持っていける食とは?を考えています。一方で、身近にはジャンクフードなどが出回っている状況があって、そういう状況をどう考えてらっしゃいますか?  

 

 

石田: 僕自身は別に無農薬のものばっかり食べてるわけじゃないんですけども、でも、元々原点に戻ると、ヒポクラテスが言ってたみたいに、食べ物は薬であるというのはほんとにそうだなって。でもお菓子っていうと嗜好品っていう感じがすごく強いんで、だからみんな、あんまりそういうことは求めてないんだろうけども、お菓子とかスイーツもそうなった方がいいと思う。でもうちがそれを作ったからといって、スナック菓子が悪いっていう認識の人って意外と少ないじゃないですか?食べ物に気をつけないといけないよなっていう人がいっぱい周りにいるんですけど、もっと俯瞰してみると、そんなこと思ってる人ってほんとにごく僅かな人で、結局的にはすごい少数派なんです。だからまずは、みんなある程度知らないと多分変わらないと思うんで、だからお菓子1個1個に、これはこういう意味があるんですよみたいなことをやってます。  

 

コロナの時だったりとかすると、お菓子屋さんって、アマビエの練り切りとかよく売ってたじゃないですか?アマビエってちょっとおまじない的じゃないですか?形而上学っていうか、疫病退散、ほんとにそのことがあるのかどうかわからないみたいな。でもうちはそうではなくて、疫病が流行ったら、免疫力上げるっていうことが大事で、免疫力上げるってなったらビタミンDっていうのが1番重要なんですけども、1番ビタミンD含むの何かな?みたいに考えたら、きくらげなんですね。だからきくらげを使おう!と。普通、お菓子屋さんってきくらげなんて使わないじゃないですか。でもそれをちゃんとみじん切りにして蜜づけすると、まぁゼリーみたいなものなんですよ。そういうふうにしてゼリーにするときに、ビタミンDだけ摂ってもダメなんですよ。ちゃんと体にマグネシウムっていうミネラルがないと、ビタミンDを摂っても体に変換できないので、マグネシウムを一緒に摂らないとダメなんですけども、だからそのゼリー作るときに、マグネシウムが多い水にして、きくらげのビタミンDを入れて。

 

それよりもっとビタミンDを生成できるのは、太陽に当たることなんですよ。ビタミンDを食べ物で摂るよりかは、絶対に人間が太陽に当たった方が、皮膚のところでビタミンDを自分で作り出すので、だからそのお饅頭、半円のゼリーのところに、上が赤で、下が青で、そこの中にきくらげのみじん切りが散りばめてあるんですけども、これは何を言ってるかいうたら、青のところはミネラル、上の赤は太陽に当たったらいいんじゃないの?っていう赤で。

 

だからそれを1回うちのInstagramかなんかで見て、次そのお饅頭見た時に、もう今みんな忘れてるけど、またうちでそのお饅頭が出ると、ああそういやビタミンDが大事だなって思い出してくれればいいなと思った。 

image-19.jpg

Vitamin D -免疫力-

Q: お菓子を食べる時の環境や空間はどう考えられてますか?  

 

 

石田: 店は装置だと思っていて、中に入ってくるときと出たときに、いいもんに変えるっていう装置だと思っています。うち水もそうなんですよね。勝手に水持って帰ってねって装置を置いてるんですけど、みんな「どこどこの湧き水ですか?」って聞かれるんですけど、元々水道水なんです。水道水から悪いものを取り除いて、僕の中での水のいい定義っていうもんにうちがやって、そうやったもんじゃないと僕がいい水って言えないなと思って。湧き水は多分いいんでしょうけど、どういいって僕が説明できないので、それもちょっとアマビエ的で。みんながいいって言ってるけどわからないわけで、どういう水がいいって僕が分析もできないので、

 

だからうちは水道水から作って、僕の中で今いろんなことを勉強したような「いい水」っていうのをうちで作るっていう。 だからお菓子もそうだし、全ての食材が無農薬にこだわってるわけじゃなくて、無農薬とかいい素材は、うちがもっと手を加えて更にいいものにして、無農薬じゃない悪いものっていうのも、うちの中でやってもうちょっといいもんに変えて出そうと思ってて。だから、人も入ってきた状態よりかは、ここの店に入って出るときにはいい状態になって出てないとダメだと思ってて、その時の基準が、筋肉がしなやかで強くなってる状態が癒されてる状態なので、そうなることと、血液がサラサラになるのは、どんな人が来ても血液サラサラになって困るんですっていう人とか、筋肉がしなやかで強くなるとちょっと困る、若返るのは嫌ですっていう人は多分いないと思うので、その最低2つってみんな、どんな人もそうなってほしいと思うので、そこを目指しています。 

image-17.jpg

餅匠しづくの水

Q: お菓子を食べる時の環境や空間はどう考えられてますか?  

 

 

石田: そうなるのはどうしてかな?とか考えると、電子だったりにいくんですけど、簡単なこと言えば、地球には地磁気っていうもんがあるんで、磁気っていうものはフレミングの左手の法則なんですけども、電流が流れると磁界が発生して、そうすると電流と反対側に電子っていうのが移動するっていうこと、言ったら化学反応です。だからこの土地のところも、よく鬼門から土地をきれいに地磁気が通ると、それは勝手に電子が集まってくる空間ができるので、だから、電子っていうものが多く体の中にあると、完全に筋肉が柔らかくて強くなるんですよ。それで血液もサラサラになってしまうんですけど、だからお店の空間もちょっと気をつけてて、入ったときよりかはちょっとよい状態になって出てもらおうかなって。

 

化学反応で、磁石はプラスとマイナスがあったらひっついて、プラスとプラスが反発するっていうこととかが、人間の体って全部電気で動いてますよってなったとき、そういう作用ですよってなったときに、ダイエットする時に糖とらないですよね?糖をとらへんかったら、人間の脂をエネルギー源にして回すようになるんですよ。だからタンパク質と脂質をエネルギーにしてとるっていうことは、細胞膜だったり筋肉だったりのとこからエネルギー源をとることになる。脂を回してエネルギー源にすると、プーファっていう不飽和脂肪酸っていうのができてしまうんですよ。脂質をエネルギー源にすることをリポリシスって言うんですけども、それをやってエネルギーに回すと、例えば、脂質を車のガソリンとしてしまうと、排ガスでプーファっていうものが出てしまうんですよ。このプーファっていうのが脂で、人間の体って電気で動いてて、プラスマイナスがきれいになってると、プラスマイナス通るんですけど、プーファって脂なので、脂は電気通さないじゃないですか?神経も全部電気信号なんで、そこの電気が通らなくなるんですよ。通らなくなると、そこに炎症が起きて、炎症が起きると熱をもって大きな、まぁ言うたら乾電池でプラスの極が途中にできてしまうんですよ。これができてしまうと、余計に電気信号がうまくいかないので、病気とか癌とかの原因がだいたいそれだって言われてて、だから人間は、糖質と脂質をエネルギー源にせずに、糖でエネルギー源を回すと、電気がきれいに流れた状態になるので、健康になるんですよ。

 

でもみんなお金儲けでオメガ3がいいですよとか、オリーブオイルとかっていう、それこそ石油じゃないオイル利権みたいなのがあって、ちょっと流行りになったりするんです。一方、砂糖はなぜか知らないけど、すごくある時期から急に悪者にされたりするんですけど。僕ら子供の頃、糖はエネルギー源やからって言うてたんですけども、でも糖質制限すると痩せるみたいなことから、だんだんと砂糖が悪者にされてきてたりするんですけど、砂糖は、その人が糖代謝できてない人にとっては砂糖が悪いんですよ。ちゃんと糖代謝をできてる人にとっては糖はすごくいいんだけども、脂をいっぱい食べてる、トンカツとかそういうものをいっぱい食べてる人が砂糖をとるとダメなんです。だから人の体がちゃんとできてると、砂糖は体に良いもんで、慢性病の人が健康になる前、まず1歩は脂をやめる。普通に魚食べると脂入ってるじゃないですか?丸ごとなんでも食べるとだいたい脂質も入ってるんで、脂質ってその程度のことでよくて、あらためて別に亜麻仁油を摂ったりとかする必要はなくて、食べ物の中から普通に脂質を摂って、から揚げとかああいうもんをちょっととるのをやめて、蜂蜜みたいな単糖でエネルギーに回すっていう人間の体の癖をつけると、そしたら結構糖尿病とかも治ったりするんですけど。ちゃんとそういうことをすると、普通に糖尿病って治るんですよ。でも糖を摂ってはダメだっていうことをやってると、永久的に治らないんですよ。でもね、みんなそれっておかしいって思ってるんで、こういうことを言うと、世の中の人がいやそんなことないって言うたりするけど…。 

写真提供:餅匠しづく​